6月定例定例会開会中ー京都府知事は「縮原発」!? 

 6月定例会開催中です。本会議における論戦が始まりました。
今日は、日本共産党の前窪団長が質問にたちました。今議会はどの党も東日本大震災や福島原発事故に触れましたが、公党として、明確に原発からの撤退を決断し、自然エネルギーの本格的実施をもとめ、国民運動をすすめようと呼びかけ、知事の認識を問うたのは日本共産党だけでした。
 前日には「縮原発」を発言した山田知事。その真意は!?
 前窪団長が「原発からの撤退、原発ゼロに向かう立場かどうか、府民にわかりやすく説明せよ」と問われた知事。「前窪議員はそうはおおしゃいましたが、共産党はこれまでの議会で、舞鶴火電を止めることばかり言ってきた。それに対して、原子力のベストミックスの立場から絶対に止めることはできないと私は言ってきた。果たしてやめろと言ってきた舞鶴火電の話は撤回するのか」とすり替え答弁をしました。原子力に変わる電力は安易な化石燃料に頼るのはダメだ。これまでも、化石燃料に頼るエネルギー政策の転換、原発依存のエネルギー政策についても一貫して反対し、自然エネルギーへの転換求め続けてきた党の立場を知りながらのこの発言か、それとも聞く耳を持っていなかったのか。少々、値打ちが下がった感じがしますが、どうでしょうか。
 知事は「一貫した原理の中でエネルギー政策を考えていかなければならない。自然エネルギーを取り入れて、原子力依存度は下げていかなければならないということについては、多くの人が同意し、そのう方向ですすめていかなければならないと考えている」ということでした。ベストミックス論は堅持する立場からはまだ抜け出せない「縮原発」これが限界なのでしょうかね。