「介護保険料の大幅な値上げを抑制して欲しい」「訪問介護の生活援助の時間を短縮するのはやめてほしい」「介護職員の処遇を改善して欲しい」切実な願いを、民主、自民、公明が否決!府民生活・厚生常任委員会審議

 2月定例会 最終盤です。16日には、常任委員会審議が行われました。私が所属する委員会には、介護保険制度の改善に関わる3本の請願が付託され、山内佳子議員と私は紹介議員になって頑張りました。
 結果は、自民、民主、公明の議員が反対して潰されました。山内議員と私と請願理由を説明し、与党議員のみなさに採択を呼びかけました。
 介護保険料は今期4332円ですが4月からは5280円前後になりますが年金生活者にとって耐え難い負担です。京都府が行なった介護保険のアンケート調査でも公費負担割合を引き上げるべきとする声が半数に登っていることを紹介しました。自民党は「一円でも安いに越したことはないが、制度を知っているのか疑問。財源はどこから出てくるのか?反対」。民主党は「要は受益と負担の問題。いま、国会で税と社会保障の一体改革について議論中。反対」
 介護保険制度後国の負担が減らされ、京都府も府民も負担が増え続けている以前は国が半分持っていた。京都府も困っている。国へ一緒に声をあげましょう」と呼びかけました。府の理事者はうなづいていらっしゃいました。
 つづいて、介護報酬の改定でヘルパーさんの生活援助時間の区分が 60分~45分区分へと短縮される問題で、このような細切れ介護と切り捨てでは、在宅生活が維持できなくなる。せんたくは16,6分で可能など、現場を知らない根拠のない数字を並べ立てているが根拠がないこと。介護保険制度が改訂されるたびにサービスがやせ細り、使いにくくなている。お金があって地域にサービスがある人は介護保険で助かった満足している方もいらっしゃる一方で、お金がない人は使えない。日常生活援助時間区分の見直しの目的は給付費の抑制にあることなど指摘をし、採択を呼びかけましたがこれも自民反対、民主は「洗濯が16,6分とはどういうことかとおもうがー」と言いながら反対。京都の介護保険利用者の平均年齢は82,5歳 独居老人、老老介護 認認介護世帯が増加し続けている。
その人たちの生活を支える訪問介護を切り捨てるなんて与党議員の態度に怒りすら覚えました。
 最後は介護職員の処遇改善です。民主党は政権公約で「介護労働者の賃金を月4万円引き上げる」と約束していたではないかと迫りましたが、これも否決です。みなさんといっしょにさらなる運動を強めたいと思います。