京都シャトルバスの運行継続を!福島へ帰るバス利用の被災者から切実な願いが寄せられました

 24日 朝、京都府庁から福島へ出発する「京都シャトルバス」を見送りました。
「シャトルバス」は、震災以後、福島と京都を結び、救援復興活動に向かう京都府職員や救援物資を乗せて運ぶとともに、京都に避難されているみなさんの故郷への行き来の手段として利用されてきたものです。バスの乗り込む被災者のみなさんにお話を聞くことができました。
 原発から8キロのところに自宅があるという奥さんは 地震当日、着の身着のままで逃げだしてきたがそれっきり帰れない。仮設住宅もなかなか当たらず、京都へのがれてきた。9月になってやっと一時帰宅ができるので帰るところ。府庁に来て。シャトルバスがあることを知って初めて乗る。津波で職場が流され、仕事もなく 収入が途絶えているのでシャトルバスは助かる。継続してほしいと切実な声がだされました。
 某大学の学生やOBのグループは小学生中学生と抱き合って別れを惜しんでいましたが、夏休み中大学の協力を得て、子どもたちを受け入れてきたそうです。
 今後の生活をどこに定めて暮らしを再建するのか、壊れたマンションのローン返済の問題、仕事の確保などの見通しも立たず、途方に暮れておられるという方もありました。
日赤の家財道具六点セットもなかなか届かないと改善の要望も出されました。
 京都府は シャトルバスを8月末にも廃止する計画ですが、府議団として、シャトルバスを残してほしいとう被災者の切実な声に応えてぜひ継続をと 京都府知事に対し要望をしてきましたが、ぜひ 受け止めたいただきたいと思います。