市民社会が世界を動かしている!!原水爆禁止世界大会in長崎に参加してきました。

 広島、長崎に原爆が投下されてから66年目の夏を迎えました。7日から9日まで長崎で開催された原水爆禁止2001世界大会2011に参加してきました。
 世界大会には国内外から7800人が参加し、第一会場、第二会場ともぎっしり埋まる参加者でした。また、若い方々が半数を超えていて たくさんの勇気をいただきました。
 開会総会では、国連のセルジオ・ドウアルテ国連軍縮問題担当上級代表が、潘基文国連事務総長の代理として出席し、「みなさんをパートナーとして共に活動できることを誇りに思います」とメッセージを読み上げ、「市民社会のみなさんの取り組みと、国の取り組みが一緒になって新しいうねりをつくりだしている」と強調。
 大国だけが世界を動かす時代ではなく、市民社会、一人一人の間の連帯と行動が世界を動かしているということを実感しました。エジプト、メキシコ、ベネズエラの政府代表、アメリカ、ドイツ、韓国、グアム、イギリスなどの海外代表が多数参加し、核大国が行っている核実験による放射能被害と闘う被爆者やNGO、そして、広島・長崎の被爆者や福島第一原発事故の放射線被害への不安を訴える母親が発言し、放射線被害に苦しむあらゆる人々との連帯をすすめてきた世界大会の伝統と精神を再確認することができました。
 核兵器廃絶・被爆者援護を一致点とする世界大会はどんな形であれ放射線被害者を作らないという共通の願いに立って、原発からの撤退をめざす運動への連帯を表明したことも重要でした。
秋の国連総会へ、「核兵器全面禁止のアピール」国際署名を一層大きく広げたいと思います。
 核兵器廃絶を「究極的」などと先送りする菅首相の発言はゆるされません。日本政府の態度をあらためさせ、被爆国にふさわしい役割を果たさせるためにも、いま、「市民社会」私たち一人ひとりがその輪を広げる時です。