第二回府立与謝の海病院あり方検討会有識者会議傍聴記

 京都府立与謝の海病院の在り方検討会有識者会議が公開され、傍聴をさせていただいた。第一回目は知らないうちに開催されていた。二回目はご丁寧に案内があったので、傍聴させていただいた。
 府立与謝の海病院を独立行政法人化して、府立医科大学付属病院の分院化しようという方向で、すでに「あり方」の決まっている検討会議と言わざるを得ない。京都府のこの間のいつもの手法だ。
 目的は、北部地域における医師確保と地域医療充実のためとのことだが、地域包括医療ケアを充実する方向で総合医を養成する方向や在宅医療ケアの連携に異論はないが、それは経営形態を見直すまでもなく、改善されなければならない課題であると思う。
 第一、この種の在り方検討会に地域住民や現場で働いている人が枠外に置かれているのは最大の問題であると指摘せざるを得ない。いつも現場は突然新聞報道で知る羽目になる。
 最近、知事は民主主義とか住民自治とか言うことを口にするが、具体的な府政運営にはそのような視点はないと言わざるを得ない。