府議会欧州調査団の一員として、フランス・ドイツの環境先進地を訪問してきました。
古城や旧市街地のたたずまいを守りながら、先進的な環境政策を推進し低酸素社会を目指し、「古都」と「環境都市」づくりという際立った個性を生かしながら未来を展望した街づくりを進めるハイデルベルグ市。
フランス軍用地を転換し、住民の力を生かしたエコロジー重視の街をつくったフライブルグし市、ここではこれまでも、原発建設反対運動をきっかけに、脱原発・自然エネルギー推進も街づくりを進めるとともに、大気汚染対策として自動車依存からの脱脚と公共交通・自転車の強化を採用し、太陽光発電の普及を中心にした街づくりなどがすすめられていました。トラムの軌道は全面芝生で覆われ、行き交う人々もまた、「家族色」でした。
最終日のドイツ・カールスルーエ。ライン川沿いのゴミの山に市民出資で建設された3基の大型の風力発電所を見学。廃棄物から発生するメタンガスを活用したコジェネレーション。土地の緑に覆われたゴミの丘のノリ面には太陽光発電。まさに、ゴミの山をエネルギーの山に変えた市民初の取り組みに感服しました。ちなみにすぐ近くの火力発電所は電力が不足したときに動かし、日常は排熱を生かした地域熱供給拠点になっています。高熱の温水をパイプで地域に供給しているのです。
原発ゼロを決断し、老朽化した原発から順次廃炉にして、再生可能エネルギーを爆発的に普及させたドイツ。まさに「目からうろこ」でした。
丘からみると遠くに原発が2基。ライン川沿いに立つ原発はエネルギーの丘から25キロのところで、一つは稼働停止したそうですが、一刻も早くなくしてほしいと案内された方がおっしゃっていました。
府議会欧州調査団で、フランス・ドイツの環境先進都市を訪問・視察をさせていただきました。脱原発!再生可能エネルギーを普及し、CO2・温室効果ガスも大幅な削減を進めるドイツ!目からうろこでした。ライン川沿いにあるカールスルーエのゴミの山に市民出資で立てられた風力発電所 「エネルギーの丘」も訪ねました。
更新日:2013-09-14 | 議員ブログ