日本共産党京都府会議員・島田けい子 ウェブサイト

9日、本会議場一般質問に立ちました。
9月定例代表質問に続き、舞鶴の医療再生・中丹地域医療再生計画、原子力防災計画見直し、学校や保育所の放射能検査体制の充実　等について　質問しました。時間切れでギューと詰めることができませんでしたが、この間の調査活動や原発問題の政府交渉を踏まえて質問をしました。さっそく、ネット視聴者から、「よく調べた質問だった」との感想をいただきました。ありがとうございます。
　舞鶴医療問題と中丹地域医療再生計画では、医師の集団退職に端を発した舞鶴市民病院問題では、医師不足が深刻となり、それまで市民病院を含む4つの公的医療機関が連携してになってきた地域医療が崩壊しかねない悪循環をきたしています。これまで、自民党政権の下で進められた医療費抑制政策と「構造改革」、さらに、地方財政健全化法や公立病院改革ガイドラインの下で　地域医療と公立病院、自治体病院は大きな打撃を受けてきました。山田知事も洛東病院をわずか半年で廃止しましたが、財政効率や経営効率ばかりを優先したこのようなやり方では市民命と健康は守れないと痛切に思います。
　市民病院を療養型に特化し日赤の横に移転する中心問題では、知事は、舞鶴市民の意向に沿った見直し計画である。関係者の連携により着実に計画を進めると答弁しました。
しかし、見直し案の説明会や市民アンケートでも、住民は納得するどころか現市長にも「期待を裏切るものだ」との声が広がっています。なによりアンケートには救急時の対応におけるいわゆる「たらい回し」のような事態が起きていることを告発する内容もあり、これを紹介して、修正案が現状の問題を解決し、充実する確証がどこにあるのかとただしましたが、「今後、関係機関の協力のなかで実現していったらいいものになるのではないかと思っている」との部長答弁で、率直に言って、現地の努力を促すばかりのめ責任な姿勢だと指摘しなければなりません。
　医師確保対策については府の努力を求めたいし、現状でももっと医療期間の連携を密にして、たらい回しなどの事態を解決すべきと痛感します。