2月定例化の真っ最中です。昨日は、本会議一般質問に立ちました。
自民、民主の歴代政権のもとですすめられてきた医療費抑制政策の下で、医療難民や介護難民、「漂流する高齢者」が増え続けている中、政府は、「社会保障改革推進法」の具体化をすすめ、生活保護を皮切りに、医療も介護もひたすら抑制する政策が具体化を進めており、麻生太郎財務大臣の「高齢者がさっさと死ねるようにしてもらわうなどいろいろ考えないと解決しない」発言はまさに、「改革」の本質、狙いを浮き彫りにしたものだと指摘し、知事の見解を求めました。
知事は、「厳しい財政状況の下で、安定的な財源確保と持続可能な社会保障制度の確立は重要な課題であり、避けて通れない問題」と発言するにとどまりました。 府民の暮らしの苦しみに心を寄せる発言はひとかけらもありませんでした。 私は「持続可能な制度と言うけれど、地域が、住民の命が持続不可能になる。医療難民、介護難民、漂流する高齢者がなぜ増え続けるのか、自然現象ではない。これまでの政策を厳しく分析すべき。そして、医療、介護の抑制政策を転換し、命を守るために、国と自治体が責任を果たすことが求められていると厳しく指摘しました。
医療費抑制政策の下で、医療施設からも介護施設からも医療や介護の必要な人たちが追い出される現実一方、働く人たち、とりわけ、看護師の労働条件の改善が遅れ、夜勤は複数月8日以内」との人事院最低も半世紀近くになるのに実現されていない中で、過労死や職場流産など健康被害が広がり、患者の安全も脅かされる実態であること。
そうした中で、看護師の離職に歯止めがかからない中、看護師不足で病床閉鎖が広がるなど地域医療にも深刻な影響が出ていることなど指摘し、診療報酬の抜本改善で労働条件を改善し、保育所の増設など子育てしながら働き続けられる環境整備に全力を上げるよう求めました。
看護師の過酷な労働の実態そして、離職に追い込まれている実態を紹介していると、なんと、自民、民主など与党会派席から笑い声が起こったのには、正直、驚き、心底腹が立ちました。その程度の認識しかない議員たちが、政治の中枢を占めている日本の現状です。参議院選挙では、医療の仲間、倉林明子さんを絶対通してやる!!と強く強く決意した質問でした。頑張ります.
質問と答弁はこちら→http://www.jcp-kyotofukai.gr.jp/act/img/simadasitumonn.pdf